ちぐはぐな部品(文庫)
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星 新一さんのショートショート30篇
ひとつひとつの話が短いのに
内容はしっかりあるし、笑ってしまうような話もあって面白かったです。
一つの話がすぐに読めてしまうのでちょっとした休憩や移動時に
読むために持ち歩くのもいいのかも。

内容：事故により、脳を残して、全て人工の身体となり、ひっそりと一人で暮らしていたムント氏。訪ねてくるのは週一回の合成血液の配達人だけ。ある日、外の世界に繋がるテレビと電話が通じない。しかたなく外に出ることにしたムント氏。そこは動くものがなにひとつない世界だった。「凍った時間」ほか、29篇。SFからミステリ、時代物まで、星作品中とりわけバラエティ豊かなショートショート集。

『ちぐはぐな部品(文庫)』[bk1][amazon]
出版社:角川書店
発行:2006/06
価格:￥500

失はれる物語(文庫)
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乙一の短編集。
「CALLING YOU」…角川スニーカー文庫「きみにしか聞こえない」
「失はれる物語」…角川スニーカー文庫「さみしさの周波数」
「傷」…角川スニーカー文庫「きみにしか聞こえない」
「手を握る泥棒の物語」…角川スニーカー文庫「さみしさの周波数」
「しあわせは子猫のかたち」…角川スニーカー文庫「失踪HOLIDAY」
「マリアの指」…角川書店「失はれる物語」
書き下ろし2作以外は↑の再掲載です。
読んでみるとなんだか完璧なハッピーエンドって話が無いような
気もしますが、それでも心が温まるような話ばかりでした。
「手を握る泥棒の物語」と「しあわせは子猫のかたち」が個人的には好きな話です。
「しあわせは子猫のかたち」はもう死んでいるはずの家の主人雪村サキと、
そこに住むことになった主人公の話です。この二人の生活がずっと続いてほしかった。
どの話も読んだことが無い人は買いの本だと思います。

内容：目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。

『失はれる物語(文庫)』 [bk1][amazon]
出版社:角川書店
発行:2006/06
価格:￥580

「聖の青春」の著者が書く将棋エッセイ。
将棋の世界が少し分かります。
将棋に興味の無い人にはつまらないかもしれませんが、
私は文章の書き方が面白くて好きです。

内容：天才か変人か。とにかく棋士は半端じゃない。電線にとまる雀の数を瞬時に当てる、一秒間に一億三手読めるなど伝説は枚挙に暇(いとま)ない。名人たちの奇抜な行動に目をみはり、本を一冊しか読んだことがない専門誌の編集者に打ちのめされる。非凡で強靱な情熱を傾ける人びとを描き出す、笑いと感動の初エッセイ!

『編集者T君の謎 将棋業界のゆかいな人びと (文庫) 』 [bk1][amazon]
出版社:講談社
発行:2006/7/12
価格:￥580

食品添加物って聞いて体に悪そうと思っても、それがどんな風に使われてるかは知らない。
コレを読むことでそれを知ることができます。
今まで何気なく食べてきたものが実は添加物漬けになってるなんて知ったら、さすがに食べ物を買うとき、
食べるときに気をつけるようになりますよ。
私は最近買い物するとき原材料を見るようになりました…
「ハムを作るときに、肉の塊に―――。」ちょっと気持悪くなるようなことまで書いてあります。
が、この本は食品添加物を批判しているわけではなく、添加物のメリット、デメリットを教えてくれます。
例えば添加物を使ってる食品は手軽に安く食べることが出来る。確かに納得せざるを得ません。
その分、時間にもゆとりが出来ます。時は金なりですからね。
添加物といっても体に悪いものばかりではありません。
知れば怖くて食べられない！ とおもいっきり書いてはありますが、逆に言えば知れば食べれるものも分かるようになるのです。
まずはいろんなことを知ることが大事です。ぜひ一読を

平面いぬ。(文庫)
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個人的には乙一読んだことのない人、読んでみたいけど迷ってる人に読んでほしい本。
乙一作品は黒乙一と白乙一で分けられてるらしいけど（グレーも？）
コレは白乙一に分類される。…はず。
４つの話が載っているけど「はじめ」はジャンプで漫画化されたことがあるので
それで知っている人もいるかもしれない。
「平面いぬ。」は犬の刺青を彫ったらその犬が動き出し、さらにそして・・・
って話だけど個人的にコレが４つの中では一番好きになった。

内容：「わたしは腕に犬を飼っている―」ちょっとした気まぐれから、謎の中国人彫師に彫ってもらった犬の刺青。「ポッキー」と名づけたその刺青がある日突然、動き出し…。肌に棲む犬と少女の不思議な共同生活を描く表題作ほか、その目を見た者を、石に変えてしまうという魔物の伝承を巡る怪異譚「石ノ目」など、天才・乙一のファンタジー・ホラー四編を収録する傑作短編集。

『平面いぬ。(文庫)』 [bk1][amazon]
出版社:集英社
発行:2003/06
価格:￥620