暗いところで待ち合わせ(文庫)
[bk1][amazon]

視力を失ったミチルとミチルの家にこっそりといるアキヒロ。
暗い世界に閉じこもるミチル、殺人事件で追われているアキヒロの話。
はじめはアキヒロの存在を知らず生活していたミチル
しかし、気付いてからの生活には少しの幸せが生まれたように思います
乙一さんにしてはめずらしい（？）ハッピーエンドな話。
白乙一最高！

内容：視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。

『暗いところで待ち合わせ(文庫)』 [bk1][amazon]
出版社:幻冬舎
発行:2002/04
価格:￥520

夏と花火と私の死体(文庫)
[bk1][amazon]

乙一デビュー作の夏と花火と私の死体
話の語り手の少女がいきなり死んでしまうというビックリな話。
（こんな話だと聞いて、私は幽遊白書思い出しちゃいましたけど。）
少女の死体を隠し通すために兄妹があの手この手で奮闘。
読んでるうちに見つかってしまうんじゃないと、こっちまでハラハラ。
オチが読めてしまう部分もあるけど、それでも面白いとおもう
長い話じゃないからこそ楽しめる作品なのかな
ちなみに16歳のときに書いたらしい。だからどうとか言いたくはないけど

内容：九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作。第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作。

『夏と花火と私の死体(文庫)』 [bk1][amazon]
出版社:集英社
発行:2000/05
価格:￥440

ZOO(単行本)
[bk1][amazon]

乙一のホラー短編集
中に「SEVEN　ROOMS」という話があります。
監禁された姉弟の話なんですが、
この話が一番好きで一番嫌いです。
確かにいい話なんですが内容が黒い。というか読んでいて気分がよくない。
にもかかわらず話に引き込まれてしまいました。
それでおすすめなんだけど、あまりすすめたくないみたいな。
終わり方が嫌いなだけなんですけどね。
ほかにも乙一らしい話がたくさん収録されているので
ぜひ読んでほしい。

内容：乙一の魅力爆発の短編集。毎日届く恋人の腐乱死体の写真。彼女を殺したのは誰か?「犯人探し」に奔走する男を描く表題作他、書き下ろし新作を含む10編収録

『ZOO(単行本)』 [bk1][amazon]
出版社:集英社
発行:2003/06
価格:￥1,575

ちぐはぐな部品(文庫)
[bk1][amazon]

星 新一さんのショートショート30篇
ひとつひとつの話が短いのに
内容はしっかりあるし、笑ってしまうような話もあって面白かったです。
一つの話がすぐに読めてしまうのでちょっとした休憩や移動時に
読むために持ち歩くのもいいのかも。

内容：事故により、脳を残して、全て人工の身体となり、ひっそりと一人で暮らしていたムント氏。訪ねてくるのは週一回の合成血液の配達人だけ。ある日、外の世界に繋がるテレビと電話が通じない。しかたなく外に出ることにしたムント氏。そこは動くものがなにひとつない世界だった。「凍った時間」ほか、29篇。SFからミステリ、時代物まで、星作品中とりわけバラエティ豊かなショートショート集。

『ちぐはぐな部品(文庫)』[bk1][amazon]
出版社:角川書店
発行:2006/06
価格:￥500

失はれる物語(文庫)
[bk1][amazon]

乙一の短編集。
「CALLING YOU」…角川スニーカー文庫「きみにしか聞こえない」
「失はれる物語」…角川スニーカー文庫「さみしさの周波数」
「傷」…角川スニーカー文庫「きみにしか聞こえない」
「手を握る泥棒の物語」…角川スニーカー文庫「さみしさの周波数」
「しあわせは子猫のかたち」…角川スニーカー文庫「失踪HOLIDAY」
「マリアの指」…角川書店「失はれる物語」
書き下ろし2作以外は↑の再掲載です。
読んでみるとなんだか完璧なハッピーエンドって話が無いような
気もしますが、それでも心が温まるような話ばかりでした。
「手を握る泥棒の物語」と「しあわせは子猫のかたち」が個人的には好きな話です。
「しあわせは子猫のかたち」はもう死んでいるはずの家の主人雪村サキと、
そこに住むことになった主人公の話です。この二人の生活がずっと続いてほしかった。
どの話も読んだことが無い人は買いの本だと思います。

内容：目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。

『失はれる物語(文庫)』 [bk1][amazon]
出版社:角川書店
発行:2006/06
価格:￥580