チョコレートの休暇(文庫)

毎度おなじみBOOKOFFでお買い物。
普段100円の文庫本が2冊で100円だったので買って来ました。
こういうときは適当に、前情報なしで面白そうな文庫本を探すことにしています。
別に意味は無いんですけど、ただなんとなく。
そして一つはこの　チョコレートの休暇　を買いました。ただ題名に惹かれました。
チョコレート中毒症の話『チョコレートの休暇』を含む6つの短編集。

　靴屋の過度のこちら側の舗道には、ザロッティの板チョコが一面に敷きつめてあったのだ。
　靴屋の看板もよく見ると、オランダ製のチョコレート、スニッカーズだ。
　隣の花屋の屋根は、きっと同じオランダの、エッフェム社のミルクチョコレートだろう。
　靴屋と花屋だけではなかた。コンニにも、歯医者も本屋も、道路も街灯も、なにからなにまで全部がチョコレ
　ートなのだ。（一部省略）

ちょっと立ち読みで読んでみたチョコレートの休暇のこの文章で買い決定。
文章の雰囲気がとても好きです。
話自体も面白く、もっと軽い話かと読む前は思っていましたがいい意味で予想を裏切られました。
古本屋なんかで見かけたら読んでみてください。