最近プレイ中の「最果てのイマ」ちなみにシナリオ田中ロミオ。
その作中にエリック・サティの曲がBGMとして使われています。

 エリック・サティ―――
 1866-1925

　フランスの作曲家。
　パリ西北・オンフルールで誕生。
　パリ音楽院在学中にピアノ小品『三つのジムノペディ（１８８８）』
『三つのグノシェンヌ（１８９０）』などを発表。
　
　グリゴリオ聖歌に影響を受けていた時代のこれらの楽曲は、サティ初期の
傑作と呼ばれシンプルかつ印象的な旋律を持つ。
　アカデミズムを嫌い新しい音楽性を求め中退。
　後、酒場『黒猫』のピアニストとして働きながら、集った芸術家などと交流
を持つ。
　その中にはかのピカソの姿もあった。
　この時代では酒場のために作曲した『あなたが欲しい』が有名。

　１８９１年、ペラダンが主宰する神秘主義的秘密結社
『カトリック薔薇十字団』に入り、公認作曲家として活動する。
　１９０４年頃、ラグタイム流行。アメリカから伝わったこの新しい音楽にい
ち早く触れたサティは、自ら『ピカデリー』の中で取り入れていく。

　１９０５年にはスコラ・カントゥルムに入学し改めて音楽理論に触れる。
　これは生来の素養であった和音と独創的作曲以外の武器となった。
　しかし、確かに以降管弦楽へのアプローチが見られはするものの、この勉強
はサティ自身が古典的手法を身につけていなかったことに対する劣等感の解決
という意味が大きかったようだ。

　１９１１年頃、ようやくラベルなどの若手作曲家らによって注目されるよう
になる。評価された時期が遅いサティは金銭的には困窮しており、
『ムッシュー・ル・ボワール（貧乏氏）』などと呼ばれることもあった。
　１９２０年以降、伝統的な芸術形式を否定するダダイスムに若手らとともに
本格的に身を投じ、晩年に向けて『家具の音楽（家具のように自然にその場に
あって人を癒す曲、ＢＧＭ的楽曲）』という同一音形を反復させる手法を主軸
に据えた音楽観を展開していく。

　サティはドビュッシーやラベルなどに影響を与えたが、偏屈な性格の問題か
らかその立場は常に独特であり、高く評価されつつも異端であり孤高の作曲家
であった。
　風刺精神に溢れた人物でもあり、ダダへの傾倒とも絡み自らの曲に風変わり
なタイトルをつけた。　享年５９歳。

上のように（勝手にコピペごめんなさい）作中で紹介されています。
　＞『家具の音楽（家具のように自然にその場にあって人を癒す曲、ＢＧＭ的楽曲）』
私は好きです。
 私が音楽を聴くのは、集中したいとき。
たとえば読書中や勉強中に、周りの雑音を出来るだけ耳に入れたくないときに音楽を聴きます。
初めから家具に、…そこにあっても気にならないような曲を作曲するサティがお気に入り。

 「サティ？？知らない。」という方も多いと思います。
しかし、きっと知らず知らずのうちにサティの音楽を耳にしているはずです。
最近テレビで数個というか数社のCMで聞きました。
　試しにCDで聴いてみてはいかがでしょうか。このCDで代表的なサティの曲は全部聴けると思います。
CDを買ったのでついでのサティの紹介でした。今回買ったCD↓

ダウンロード(mld) ←携帯でもダウンロードできます（ドコモP902iで動作確認）

『三つのジムノペディ』

　フランスの作曲家・エリック・サティの代表作。
　１８８６年作曲。
　三拍子による三曲によって構成され、当時サティが熱中していたグレゴリオ
聖歌の影響が強く、旋律には神秘的なタッチがある。